「きみはだれかのどうでもいい人」著:伊藤朱里
凄く面白かった!個人的には怖い話にも感じました。この写真のモデルさんにはまた別の背景があって、写真集「ふあふあの隙間③」にテキストがついています。が、小説の背景で見ると、また違う膨らみ方があって、一枚の写真が一人歩きしていく様が面白い。
小説は、同じ職場にいる女性の物語りで、それぞれ一章ごとに違う人物の目線で描かれているのですが、立場も考えてることも全然違うのに、なぜか表紙の写真は、その全員の姿に見えてしまう。
写真の話ばかりになりましたが、とってもいいです!書店に並んでいます。

